VSCodeで作業効率を上げるための拡張機能10選

~2025年版・最新トレンドを押さえた便利ツール~
VSCode(Visual Studio Code)は、エンジニアの開発効率を大幅に向上させる最強のコードエディタ です。
軽量でカスタマイズ性が高く、豊富な拡張機能(Extensions)が揃っているのが最大の魅力。
しかし、「どの拡張機能を入れればいいの?」と悩む人も多いはず。
特に2025年現在、AI補助・ペアプログラミング・クラウド開発のトレンドが加速 しており、VSCodeの拡張機能も進化しています。
本記事では、2025年の最新トレンドを踏まえつつ、「本当に役立つVSCode拡張機能」 を厳選して紹介します。
1. コード補完&AIアシスト
1.1 GitHub Copilot X
✅ AIがリアルタイムでコードを提案する最強の補助ツール
GitHub Copilotは、もはや 「ないと作業が遅くなるレベル」 まで進化しました。
2025年版の「Copilot X」では、単なるコード補完だけでなく、チャット形式でのコード生成・デバッグ・リファクタリング までサポート。
code –install-extension GitHub.copilot
Copilot Xの主な機能
- 自然言語で指示を出せば、AIがコードを生成
- 既存のコードを解析し、最適なリファクタリングを提案
- コードレビューのアシスト → エラーや非効率なコードを自動指摘
1.2 CodeGPT
✅ ChatGPTをVSCodeに統合!
Copilotだけでは物足りない場合、CodeGPTを追加すると便利。
ChatGPTと連携し、コードの説明・バグの原因特定・最適なアルゴリズムの提案 をしてくれる。
code --install-extension TimKmecl.chatgpt
Copilotと併用すると、「Copilot → コードを書く」「CodeGPT → 理由を説明」 という使い分けが可能になり、開発スピードが格段に上がる。
2. デバッグ&テスト支援
2.1 Error Lens
✅ コード内のエラー・警告を「即座に」視覚化する拡張機能
標準のVSCodeでは、エラーや警告はターミナルやサイドバーに表示されるが、
Error Lensを使えば、エラー内容がコード上に直接表示される ので見逃しがなくなる。
code --install-extension usernamehw.errorlens
特に便利なポイント
- エラーの詳細をリアルタイムで表示
- Lintの警告(ESLint, Pylint など)も見やすくなる
- 初心者でも「どこが間違いなのか」が一目でわかる
2.2 Jest Runner
✅ Jestを使ったユニットテストをVSCode上で即実行
フロントエンド開発(React、Vue、Next.js)ではJestを使うことが多いが、
この拡張機能を入れると、テストコードをエディタ上で即実行・デバッグ できる。
code --install-extension firsttris.vscode-jest-runner
便利な機能
- テストコードの横に「Run」ボタンが表示 → クリックするだけでテスト実行
- 失敗したテストの詳細をポップアップ表示
- テスト結果をリアルタイム更新(ウォッチモード対応)
3. Git&バージョン管理
3.1 GitLens
✅ Gitの変更履歴・責任者を「VSCode内で視覚化」
Gitの履歴を調べるときに、いちいちターミナルを開いて git log
するのは面倒…。
GitLensを入れれば、どの行が誰によって変更されたかをエディタ上で確認可能。
code --install-extension eamodio.gitlens
GitLensのポイント
- 行ごとに「誰が・いつ・どんな変更を加えたか」表示
- ブレーム表示で、過去の変更履歴を一覧化
- リモートリポジトリ(GitHub, GitLab)との連携が強化
3.2 GitHub Copilot for PRs
✅ Pull Requestの作成・レビューをAIがアシスト(2025年新機能)
GitHub Copilot Xの進化により、PRの作成・コードレビューもAIが補助 するようになった。
VSCode内でPRの作成ができるだけでなく、AIが「適切なレビュアー」や「改善点の提案」まで行う。
code --install-extension GitHub.copilot-pr
開発スピードが求められる現場では、レビュー時間を短縮できるのが最大のメリット。
4. タスク管理&コラボレーション
4.1 Todo Tree
✅ 「TODO」をリストアップして、作業を整理
開発中に // TODO:
みたいなコメントを残すことが多いが、
「どこにTODOを書いたか忘れた…」となりがち。
Todo Treeを使えば、コード内のTODOを一覧で管理できる。
code --install-extension Gruntfuggly.todo-tree
4.2 Live Share
✅ リアルタイムでコードを共有!ペアプログラミング必須の拡張機能
リモートワークが主流になった今、リアルタイムでのコラボレーションが重要。
Live Shareを使えば、VSCodeのエディタをオンラインで共有し、複数人で同時編集 が可能になる。
code --install-extension ms-vsliveshare.vsliveshare
5. UI&作業環境を快適にするツール
5.1 Peacock
✅ プロジェクトごとにエディタの色を変えられる
複数のリポジトリを開いていると、どれがどのプロジェクトかわからなくなることがある。
Peacockを使えば、ワークスペースごとにテーマカラーを設定 できるので、見間違いを防げる。
code --install-extension johnpapa.vscode-peacock
5.2 Auto Rename Tag
✅ HTML・XMLのタグを同時編集できる
HTMLやJSXを編集するとき、開始タグと終了タグをセットで変更できる 拡張機能。
例えば <div>
を <section>
に変えたいとき、閉じタグも自動で変更される ので、ミスを防げる。
code --install-extension formulahendry.auto-rename-tag
6. ここまでのまとめ – 2025年のVSCode活用ポイント
VSCodeは、拡張機能を適切に組み合わせることで「最強の開発環境」に進化 します。
✅ AIアシスト(GitHub Copilot X、CodeGPT)を活用してコーディング速度UP
✅ GitLens & Copilot for PRs でGit管理を効率化
✅ Live Share でチーム開発を加速
✅ Error Lens & Jest Runner でデバッグとテストの負担を軽減
これらを組み合わせることで、開発スピードとコードの品質を両立 できます。
ぜひ、自分の開発環境に最適な拡張機能を取り入れて、作業効率を最大化しましょう!
7. VSCodeの拡張機能をさらに活用する! – 2025年最新のトレンド
前半では、開発効率を向上させる基本的な拡張機能を紹介しましたが、
VSCodeは「ただのエディタ」ではなく、開発ワークフロー全体を最適化するための強力なツール でもあります。
ここからは、さらに作業効率を上げるための 応用的な拡張機能 や 2025年時点での最新トレンド を紹介していきます。
7.1 2025年の開発トレンドとVSCode
2025年の開発環境は、次のようなトレンドが進んでいます。
✅ クラウドIDEの普及(GitHub Codespaces・JetBrains Fleet)
✅ AIを活用したコード補助・自動化(Copilot X・CodeGPT)
✅ リモート開発の増加(Live Share・Dev Containers)
これに伴い、VSCodeの拡張機能も進化しています。
以下の最新トレンドを押さえて、「今の開発に最適な環境」 を整えましょう。
7.2 Dev Containers – クラウド環境とのシームレスな連携
✅ Dockerを活用し、プロジェクトごとに最適な開発環境を作成できる
Dev Containers(開発コンテナ)を使えば、
「ローカルの環境を汚さずに、必要なツールやライブラリがセットアップされた開発環境」をすぐに用意できます。
例えば、Node.jsのプロジェクトなら、「Node.js・npm・必要な依存関係がすべて整った環境」 をワンクリックで作成可能。
【導入方法】
- 「Dev Containers」拡張機能をインストール
- プロジェクトルートに「.devcontainer」フォルダを作成
- 「devcontainer.json」に必要な環境を定義
```json
{
"name": "Node.js Dev Container",
"image": "mcr.microsoft.com/devcontainers/node:latest",
"features": {
"ghcr.io/devcontainers/features/docker-in-docker:2": {}
}
これにより、チーム全員が同じ環境で開発できる ため、
「動くはずなのに、なぜか環境によって動かない…」という問題を解決できます。
7.3 Thunder Client – VSCode上でAPIテストを完結
✅ Postman不要!VSCodeだけでREST APIのテストができる
APIを開発していると、クライアント側の実装前に「エンドポイントの動作確認」をしたくなるもの。
Thunder Clientを使えば、VSCode内でAPIテストが可能 になるので、
わざわざPostmanを立ち上げる必要がありません。
【導入方法】
- 「Thunder Client」拡張機能をインストール
- VSCodeのサイドバーにAPIリクエスト画面が追加される
- エンドポイントを入力してリクエストを送信
【主な機能】
✅ GET / POST / PUT / DELETE のリクエスト送信
✅ リクエストの保存・管理(プロジェクトごとに整理可能)
✅ GraphQL・認証リクエストにも対応
7.4 Remote – SSH & WSL – クラウド・サーバー上の開発を快適に
✅ リモート環境(クラウド・仮想マシン)にVSCodeから直接接続
近年、開発環境をクラウド上に構築するケースが増えています。
例えば、AWSのEC2サーバーや、WSL(Windows Subsystem for Linux)を使った開発では、
「ローカルと同じ感覚でVSCodeを使いたい!」 という場面が出てきます。
【導入方法】
- 「Remote – SSH」または「Remote – WSL」拡張機能をインストール
- 接続したいリモートマシンを設定(例:SSH接続)
- リモート環境上でファイルを直接編集可能
これにより、クラウド環境での開発がよりスムーズ になります。
7.5 Peacock – プロジェクトごとにエディタの色を変更
✅ 複数プロジェクトを同時に開いているときに便利!
「今どのプロジェクトを編集しているのか、ぱっと見で分かりにくい…」
という問題を解決するのが「Peacock」です。
プロジェクトごとにエディタのテーマカラーを変更 することで、視認性を向上できます。
【導入方法】
- 「Peacock」拡張機能をインストール
- コマンドパレット(Ctrl + Shift + P)で「Peacock: Change to a favorite color」を選択
- 好きなカラーを設定
7.6 IntelliCode – Microsoft純正のコード補完強化ツール
✅ AIがコードの書き方を学習し、最適な補完を提案
GitHub Copilotと似ていますが、IntelliCodeはMicrosoft純正のAI補完機能 です。
特に、C#やPythonのコード補完が強力で、チームのコーディングスタイルを学習してくれる のが特徴です。
【導入方法】
- 「IntelliCode」拡張機能をインストール
- 使用している言語ごとの最適な補完をAIが提案
7.7 Power Mode – モチベーションアップのための拡張機能
✅ キーを叩くたびにエフェクトが発生!楽しくコーディングできる
「ちょっと気分転換したい」「コーディングのモチベーションを上げたい」というときに使えるのが「Power Mode」です。
キーを打つたびに エフェクト(爆発・火花・光の軌跡など)が発生 し、
ゲーム感覚でコーディングが楽しめます。
【導入方法】
- 「Power Mode」拡張機能をインストール
- エフェクトの種類や発生頻度をカスタマイズ可能
8. まとめ – 2025年のVSCode環境最適化
VSCodeの拡張機能は、ただの便利ツールではなく、開発環境を劇的に改善する「武器」 になります。
特に、2025年のトレンドに合わせて、以下のポイントを押さえておきましょう。
✅ クラウドIDE(Dev Containers / Remote SSH)を活用して、環境構築を効率化
✅ AI補助(Copilot X / IntelliCode)を使い、コーディングスピードを向上
✅ Thunder Client でAPI開発の効率を上げる
✅ Peacock で複数プロジェクトの管理をしやすくする
これらの拡張機能を適切に組み合わせることで、
VSCodeを「単なるエディタ」から「最強の開発環境」に進化させることができます!
ぜひ、自分の開発スタイルに合った拡張機能を取り入れて、作業効率を最大化してみてください!